堀切めだかの広告、その戦略の秘密をご紹介します

今日はメダカ百華に毎号出稿させていただいている堀切めだかの広告のお話です。

年に２回か３回くらいの頻度でピーシーズの東山さんからこんなご連絡をいただいています。

メダカ百華の最新号が出ますよー、広告はどうしますか？という内容です。

堀切めだかが最初に出稿させていただいたのは２０２１年５月に発行された第１１号。まだ開業から１年未満だった堀切めだかの取材記事を掲載いただいたことが直接のキッカケでした。

広告原稿はすべて私一人で考案、作成を行い、東山さんへ送っています。

続く２０２１年１２月発行の第１２号も同じデザインで提出しました。コンセプトはご覧の通り、取材記事の扉のページのパロディ。ピーシーズさんに怒られるかと思いましたが何も言われなかったので、このまま２号連続掲載に踏み切りました。

私自身の顔出しをしたのはかの有名なきぬた歯科の看板広告の戦略にインスパイアされてのことです。

私もこの看板を初めて見た時こう思いました。「なんじゃこりゃ？」と。

だけどその印象と感想を与えることこそが戦略であり広告としての成功要因なのです。

そういう意味ではこちらも同じですね

続いて２０２２年６月発行の第１３号。堀切めだかの支店展開が加速し始めた頃でした。店名を地名にせず、連番にしているのはメダカ業界では前例のない多店化戦略を内外に印象付けるためです。そのことについては今に至るまで効果てきめんでした。

次は２０２２年１１月発行の１４号。この堀切めだかブログがブログ村メダカ部門ランキングが何度か１位になり始めたころ。ランクを上げるために毎日二本の記事を投稿していました。

多店化はさらに加速し、広告で訴求したい内容がこのサイズの広告に入りきらなくなってもいました。そこで私がパソコンに向かってブログ投稿としている写真を採用。「とにかくブログを見てちょうだい！」という広告にしたわけです。

続いて２０２３年５月発行の第１５号、同年９月発行の第１６号、そして２０２４年３月発行の第１７号は３号連続で同じデザインで出稿しました。

CMソングを持っているメダカ屋はおそらく堀切めだかだけかと。広告の掲載者数も増えてきた中でいかに目立つかを考えた時、他のメダカ屋さんにはない武器を前面に出そうと考えたのです。またCMソングを制作してくれた山口慶一さんへのお礼の意味もありました。東京都在住のヘビーなメダカ愛好家である山口さんはご自身の名前がメダカ百華に載ったことを大変喜んでくれました。

そして来月発行予定という第１８号。今回も前回同様CMソングバージョンでとも考えたのですが、そうやって「前回同様」という楽な道を選んでしまう事は思考の停止と衰退の始まり。なので東山さんにはまず「前回と変更します」と宣言。この時点では特に新デザインのアイデアはありませんでした。単純に自分を追い込んでみたのです。

で、まずはデスクに座ってパソコンの前で集中。同時に過去のメダカ百華の他社さんの広告を眺めながら３０分くらいでひらめき、できた原稿がこちら。