飼育の達人の集い - 堀切めだか

堀切に活動拠点を置く楽友らんちう会。今年１１月３日に開催されたらんちゅうの全国大会の祝勝会が開催されました。右手前には堀切めだか５号店（埼玉県羽生市）の森山さんとチハルさんも参加。森山さんはこの会に３０年以上所属されている大ベテラン。７年目の私はこの中のほとんどの人が先輩に当たります。

そして左奥には江戸目高の中村さんも。中村さんは２年ほど前から金魚にもとよく興味を持たれており、私は熱心にらんちゅう会への参加を誘っていました。で、巡り巡ってついに今年後半かららんちゅう会に参加されるように。中村さんを熱心に誘っていた理由は、らんちゅう師としての才能もかなり高いとみているからです。今後が楽しみです。

名誉会長の矢ケ崎さん。私のらんちゅうの師匠。矢ケ崎さんから教わったことはらんちゅうだけでなく、特に水づくりについてメダカ飼育にも大いに役立っています。

約３６０匹の優良魚が集う激戦の当歳魚の部で全国３位と７位を獲得。３位の魚は審査員の1/3が1位に推した魚。ですが実際は７位の魚が日本一候補と目されており、私もそう見ていました。

今、国内で最も力のあるらんちゅう師のお一人。そんな方が堀切めだかから徒歩１０分の所にお住まいなのはとても幸いな事です。というより、６年前、私が堀切めだかのビルを購入して足立区から葛飾区に転居してきたのは、堀切が楽友会の拠点であり矢ケ崎さんのお住まいの街ということも大きな理由の一つでした。

矢ケ崎さんはらんちゅう販売専業のプロ。今、国内でそれができている方は一握り。本当に少ないのです。かなり卓越した技術がないとできないこと。らんちゅうとメダカの違いはあれど、観賞魚の生産販売業の大先輩としても学びが多く、大きな影響をいただいています。

こちらは同じく激戦の当歳部門で全国１０位を獲得された田中淳さん。

年齢は私より少し下ですが、らんちゅう歴は２０年を超える大先輩。実業家でコミュニケーション力が豊か。田中さんはメダカはやっていませんが、レベルの高いらんちゅう談義が楽しめる良き飲み仲間でもあります。

こちらは２歳魚部門で見事３位に輝いた石田さん。

年齢はまだ３０代でらんちゅう歴は私と同期。師匠曰く１００年に一人の天才。この２歳魚は今年の４月の段階から今年の日本一を取るのではないかとも言われていました。ちょっと惜しかったですが、来年は親魚部門での日本一を目指せる魚。楽しみです。

こちらは稲村さん。今年の全国大会に勝負魚は用意できなかったそうですが、２０１８年と２０１９年に親魚部門で２年連続日本一を獲得された超一流らんちゅう師。

職業はお医者さん、そしてお住まいは港区。広い池を所有しないと勝負できないとされるらんちゅうの世界。地価の高い港区のマンションのバルコニーでわずか数匹の魚を集中して育て上げ日本一を複数回というのは普通では考えられないこと。出身は私立大学偏差値最高峰の慶応大医学部。この方はその卓越した頭脳で独自の勝利の方程式をすでに掴んでおられるとみています。まだ５０歳代と若いので今後再び何度か日本一を獲得されるのではないでしょうか。

私もまだまだですが、どうすれば日本一を取れるかを本気で考え、それを目指して日々研鑽をし準備をしています。目指す部門は親魚部門。準備に少なくとも２年、３年かかる部門です。そして５号店の森山さんも難関の当歳魚で日本一を本気で目指しています。

メダカ屋をやりながららんちゅうの日本一を目標にするというのもねじれた話ですが、これはこれで間違いなく意味のある事。頑張っていきたいと思います。

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