メダカ屋開業相談後を絶たず（３）

私にとって「書中の師」の一人であるチェンストア経営コンサルタントの渥美俊一氏（故人）。

これらの書籍は若い頃、夢中になって勉強した渥美理論の一部です。

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渥美さんはイオン、ヨーカドー、ダイエーなどを始め、昭和３０年代から数百社のTOPを指導し日本のチェーンストアの礎を築かれた大功労者です。

渥美理論とは何かを簡単に表現すると

「元来、家業レベルであった小売業を産業化し、多店化を目指す。そのスケールメリットを活かし消費者に近い立場にある小売業主導で安価で良質な商品の開発を推進する。そのことで国民の暮らしを豊かにする」

昨今においてこの教えをほぼ理想的に体現した会社の代表例はニトリでしょう。

５０歳以上の方はお判りだと思います。例えば昭和５０年以前を思い出すと、今はチェーンストアがいかに暮らしを豊かにしているか、ということが。

そんな渥美さんに対し、若いころの私は単純にこう考えていました。

「なんで一番答えを知っているあなたが自分でチェーンストア企業を経営しないの？」

今はなんとなくわかります。国全体の豊かさの向上という大義を考えた時、渥美さんは小売業の経営者ではなくコンサルタントという立ち位置を取られることがベストだったのだと。

渥美さんには遠く及びませんが、方向性としては渥美さんが抱かれた大志に共感しています。そして産業としてはまだまだ黎明期のメダカ業界で何かのお役に立てたら、という想いでいます。

昨日も開業相談のお客様が２件ありました。

堀切めだかでは多様なビジネスモデルを展開中です。実店舗によるメダカ事業を検討されている方は想定されている業態がいずれかのパターンに大体当てはまるようです。なので相談件数が多いのでしょう。

・モデルA

１号店＝養魚場併設型の標準的なメダカ専門店

・モデルB

堀切めだか水族館＝カフェのようなメダカ水族館

・モデルC

２号店＝自社物件の駐車場を利用した直営の無人販売所

・モデルD

３号店＝民家の一角を利用した提携型無人販売所

・モデルE

４号店＝就労支援B型事業

今回お越しいただいた方はBに興味をお持ちの方とEに興味をお持ちの方でした。

堀切めだかの多店化戦略において、私自身が始動をする形で増やしていきたいのはCです。DとEのモデルは降って湧いてくるようなご縁をいただきながら増えていくのかもしれません。特にEに関連したご相談はこの一年で６件にもなります。

弊社との提携の有無にかかわらず、開業相談はいつでも歓迎しています。もちろん相談料などもいただいておりません。お気軽にお越しください。

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