メダカ屋開業相談後を絶たず

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今日もメダカ屋開業相談のお客様がいらっしゃいました。開業相談はおおむね次の４パターンです。

１．副業でメダカ屋に挑戦したい

２．脱サラしてメダカ屋に挑戦したい

３．障碍者就労支援事業でメダカ屋に挑戦したい

４．既存の会社の新規事業でメダカ屋に挑戦したい

今日の案件は４番でした。

いずれのパターンもこの１年で複数件の相談をいただいています。基本的には開業相談は歓迎し、応援させていただくというスタンスを取っています。

この考えの根底にあるのは２０年前に在籍していた会社の影響です。その会社の名前は株式会社ダイナム。店舗数日本一のパチンコホールチェーンです。パチンコというだけで誤解をされがちなのですが、この会社の経営姿勢はどこまでも大きく広い心で善良なものでした。

業界をリードし、次々と革命を起こしつつ、その成功体験や経営戦略を惜しげもなく公開して同業他社を応援。そして業界全体のレベルアップをけん引しつつも業界トップであり続けている会社です。

きれいごとのようにも見えますが、競争社会における会社経営というものを突き詰めると答えはそこにしかないということもわかってきます。

ダイナムに在籍していたのは４年半でしたが、その後私が起業してここまで１５年やってこれたのは同社で学んで得たことが大きいと思っています。起業後は「もしダイナムだったらどうするか」がしばしば私の経営の指針となっていました。

また、同社は京セラの稲森和夫さんの経営哲学を学ぶことを社員に推奨していました。同社の哲学と稲森哲学はほぼ一致しています。

その心は「利他と無私」

既存の業者としてはライバルが増えていくことは短期的にはネガティブファクターです。ですが、新規参入におびえている時点で敗北への道を歩んでいるようなもの。

今後数年のうちに競争は激化し、市場は拡大してもその中で閉店するメダカ屋さんもめずらしくなく出てくるでしょう。ですが閉店するお店が皆無の業界などというものは存在しません。その位の競争があった方が業界は「消費者主権」という正しい形に向かっていきます。メダカ愛好家のためにはいいことなのです。

私の立場としては長期的かつ広い視点で業界の未来を見渡しつつ、「新規参入は歓迎するけど簡単には負けませんよ」という精神で自分と戦っていくしかないと思っています。

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