餌は一日に何回あげればいいのか

お客様から多くいただくご質問の一つが

「餌は一日に何回あげればいいですか？」

答えは一律ではありません。目的の選択と手段の選択が必要で、それは飼育者ご本人でしていただく必要があります。

目的の選択は

１．殺さない、痩せさせない程度に生かし、成長も遅めで良いのか

２．普通に成長させたいのか

３．強めに成長させたいのか（大きくする、早く産卵させる、たくさん産卵させる）

この場合３より1の方が長生きしやすい、ということも念頭に置いて検討しなければいけません。

手段の選択は

１．透き通った水で飼育して餌はすべて人間の手で与えるのか（特に室内水槽飼育）

２．青水で飼育して自然発生する微生物も食べさせつつ飼育するのか（特に屋外飼育）

5年前にらんちゅう飼育を始めた時、飼育法の本や文献には

「青水が良い」とあちこちで書かれていました。

ですが、研究、調査を進めていくとそれは違うことがわかりました。

その文献に欠落していたことは飼育目的の明確化、だったのです。健康に成長させるには青水はいいのですが、品評会らんちゅうって結局のところボディビルダーです。なので特別な食生活をしなければいけなかったのです。

水替えをほぼ毎日のように大量に行ってアカムシ中心の食生活をさせ、植物プランクトンは食べさせないというやり方です。餌も一日に3回から多い場合は6回くらい与えます。

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春に産まれたらんちゅうの成長サイズ目標は長生きさせるなら秋には100円ライターのサイズです。ところが品評会用らんちゅうは秋にその倍くらいの大きさにしてしまいます。

で、この飼育方法は結局のところ寿命は縮めてしまいます。大相撲でも歴代の横綱だった人の平均寿命は一般の人よりも20％くらい短いみたいです。品評会らんちゅうもそんな感じです。

メダカの場合は品評会用にデカくすることはありませんが、生後2か月で産卵をさせて１年で５～6世代を進行させるために無理やり短期間でサイズを作るという飼い方もあります。これは改良速度の向上目的ですね。統計的データを見たことはありませんが、おそらくこのやり方もそのメダカの寿命は縮めていると思います。

屋外で100リットルくらいの水量のある池で青水にしてそこにアカムシやボウフラがわいていたら餌はあげなくてもメダカはしっかり成長することもあります。自然界のメダカは人間から給餌などされていないということも忘れてはいけません。

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ちなみに堀切めだかのらんちゅう池でも12匹の品評会用らんちゅうに冷凍アカムシを一日2枚食べさせています。たった12匹のらんちゅうのアカムシ代だけで月7000円です。メダカ1万匹のエサ代と同じくらいなんです。なのにコロナで品評会が中止になったりして。考えちゃいますね。

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1号店では殖えすぎて不要になったメダカの持ち込みを歓迎しています。品種は問いません。メダカなら何でもOKです。まずはお気軽にお電話ください。（07055538247ヒョウドウ）

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