メダカを掬ってメダカに救われた話（２）

2020年7月12日。初めて訪れたメダカ専門店のうなとろふぁーむさん。そこでは3人のスタッフの方が忙しそうに接客対応をされていました。

それを見た私の感想は（ん？メダカ販売で3人が食えるんだ。すごいなぁ。）

日曜日ということもあり、たくさんのお客さんでお店はにぎわっていました。メダカの単価とこの賑わい。そこから想像できる売り上げ。3人のスタッフが食える商売という仮説に違和感はありませんでした。

その時、私は経営する会社の自社ビルでレストランとBARの開店を６日後に控えていました。飲食業は生産性も悪く、競争の激しいレッドオーシャンビジネスです。また、会社の核事業である就職情報ビジネスもまた「血の海」です。それらに比べるとメダカ業界はどうみても「青い海」に見えます。

さらに、元々アクアリウムが大好きな私はたくさんの水槽が並ぶこんな姿にワクワクします。そこにも魅力を感じました。

f:id:izest:20210705224329j:plain

当時の私は55歳。会社員としても経営者としても一定の実績を積んでいましたが、初めて本当の天職を見つけたような気持ちになりました。メダカ店に挑戦してみたいという気持ちがやんわりとわいてきたのです。

テンションは上がり、もっとメダカ店を巡りたくなりました。

検索して調べると同じ埼玉県の大宮駅近くにちゅらめだかさんがありました。時間的には間に合いそうです。早速向かうことにしました。

f:id:izest:20210705225807j:plain

ちゅらめだかさんは元々たこ焼き居酒屋だったお店を改装し、その一部のスペースでメダカ店を開店して約1年が経過していたお店でした。

店長さんはメダカ店開店の経緯からこのビジネスが飲食と比べてどうなのかということまで、気さくにお話してくれました。私の予想通りでした。要は「飲食より景気はぜんぜんいい」ということです。

うなとろふぁーむさんのようなビニールハウスの大型店舗はすぐにはまねできませんが、ちゅらめだかさんのような商業ビルを利用したお店と同じスタイルならすぐにでもできます。

自社ビルではコロナ渦以前に就活大学生の合宿所として使用していた自販機右側の部屋がちょうど空いていました。

f:id:izest:20210705230523j:plain

私の頭の中で即座に次のことが箇条書きされました。

１．メダカ専門店事業のポテンシャルは飲食店よりはるかに優れている

２．自社ビルの一階に店舗にできる空き部屋があるし約100坪の屋上は養魚場にできる

３．会社経営にほぼ専念していた私自身には店長業をやる時間が取れる

４．大好きなアクアリウムを仕事にできる

５．メダカ業界はまだ黎明期で将来性がある

６．東京と神奈川にはほとんどメダカ専門店がないことも大きなチャンスである

７．ゆえに今、メダカ店を作ればGoogle検索の「東京、メダカ店」ですぐに上位表示されるはずだから広告宣伝費をかけなくても認知される

８．ブログ村ではメダカブログがかなり活発なのでこの舞台も使える

９．1店舗はすぐにできるが、多店化していく未来も見える

１０．なによりもこの仕事は面白そう

初めてメダカ専門店を訪れたこの日、私は自分でメダカ専門店を作ることを決意しました。

この時点では10月ごろに開店できればいいかな、と考えていました。ところが予定を大幅に前倒し。わずか19日後の8月1日に開店することになるのです。

*******************************

（お願い）

下記のバナーを（毎日でも）クリックしていただけますと幸いです。クリックはランキングに大きく反映されます。そしてその順位はアクセス数に大きく影響します。激戦のメダカブログの中でようやくベスト10入り（6月24日時点）を果たすことができました。ご来店時に「いつもブログ、クリックしてますよ」とおっしゃっていただいた方には堀切めだかステッカーをプレゼントさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。