らんちゅうの池は蓋をして雨水の流入を回避しています。その理由は水温を20℃以下に下げたくないためです。なのでこの季節でもヒーターを入れています。
らんちゅうというよりは正確には品評会用らんちゅうです。大会に向けて継続的にサイズアップを図るらんちゅうは毎日過剰なほどのエサを与えます。エサの食いをよくするために水温の急激な低下を防ぐ必要があるのです。
一方、メダカの水槽にはその措置は施しません。
メダカ飼育における雨水流入の難点としてよく言われていることは次の3点。
1.水温低下
2.水質変化
3.水面上昇によるメダカの飛び出し
1と2については気にしなくていいと思います。堀切めだかでは屋上養魚場で雨水入れ放題で3シーズンやってきました。雨によるトラブル一度もはありません。酸性雨という言葉のイメージから酸性化傾向を心配される方も多いのですが、少なくとも東京では全く問題ありません。
むしろ雨上がりには溶存酸素量が上昇したかのような(実際に計測はしていませんが)メダカや活性化が見られます。水滴が空気を切って落下してくる雨粒はエアレーションの理論に倣えば酸素量が豊富と考えられます(実際に計測はしていませんが)。雨水が水面に起こす波も酸素量の上昇につながっているのではと考えています(実際に計測はしていませんが)。
また、海釣りの世界では雨がプランクトンを活性化させるという記事も散見されます。メダカの水槽も同様なのではないかと思われます(実際に顕微鏡などでのプランクトンの観察は行っていませんが)。
3のメダカの飛び出しについては大雨の時に普段より多くなるのは事実です。そこは水位で調整するのか、オーバーフロー対策をするのか、ふたをするのかは飼育者個々の判断かと思います。
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