タマミジンコとはパチンコ玉なのである

horikirimedaka.hateblo.jp

12月5日に投稿したオオミジンコの記事。豆乳組もゾウリムシ組もクロレラ組も餌の追加投入なしで10日たった今日もそのほとんどがしっかり生存しており、子を産んでいました。

オオミジンコの継続培養の容易さはおおむね立証できた、ということで12月5日スタートの実験はいったん終了。

次にオオミジンコの利点と思われる次のことを検証します。それは「メダカの稚魚水槽に投じたオオミジンコの親は食べられることなく生き残る。そして親ミジンコが産んだ子をメダカが捕食する。」という仮説です。

これはもうしっかりと映像が撮れました。

www.youtube.com

メダカとミジンコの数的バランスを配慮すればその水槽内では継続的に餌が供給されていくということになります。そのあたりは今後も実験を重ねていこうと思います。

さて、一方問題のタマミジンコ。金魚やメダカのエサとしてはこちらの方が優れているとされているようです。しかし私的にはタマミジンコのハウス内継続培養による量産は「不可能」と結論付けています。

その理由は二つ。

1つは100年以上の歴史を持つらんちゅうの世界で多くの先輩たちがタマミジンコのハウス内継続培養に挑戦してきたが誰も成功していないという事実。しかもその方々の多くは、施設、経済力、探求心、情熱を高いレベルで持ち合わせているにもかかわらず、です。

2つ目はハウス内でのタマミジンコ培養が簡単ならメーカー産のメダカや金魚の粉エサ市場は今ほど活性化していないはず、でむしろ多くの人がミジンコを売って商売をしているはず、ということです。

堀切めだか規模の商売でもタマミジンコを継続培養し、量産出来たら年間数百万円は売上を作れます。誰もができない中でそれができたら億単位の事業に出来るでしょう。

そんな夢のあるタマミジンコですが、こいつは本当に厄介です。ツンデレという言葉がピッタリ。ある時期ブワーっと増殖して人の心をつかみ、夢中にさせておきながらある日にパッといなくなる。そういえばパチンコにハマっていく構図にも似てますね。その夢にハマってしまうと人生を棒に振りかねないというリスクさえあるわけです。

と言っておきながら・・・・

先日、あるお客様から「タマミジンコ継続培養の秘策を編み出したから是非試してほしい」と熱心に促されました。まぁその方は動物関係の仕事をしている人だし、研究は重ねたと言うし、その仮説は確かに興味深いなぁ。

ということで、また始めてしまいました。タマミジンコ培養実験。

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分かりました。

タマミジンコをやめられない人はパチンコをやめられない人なんですね。

だからタマミジンコという名前なのでしょうか？

ちがうか。

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