堀切めだか水族館は改良メダカのショールーム兼研究室

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本日OPENした堀切めだか水族館。

営業形態は土日開園、で入場料収入や飲食販売収入を求めない形式としました。堀切めだかのお客様以外は入場料100円とさせていただきましたが、それはメダカに実は関心がない方の喫茶目的のたまり場となることを防ぐためのものです。

この判断の背景にはADA社の新潟県にある「ネイチャーアクアリウムギャラリー」への共感と憧れがあります。ネイチャーアクアリウムギャラリーは入場無料で日曜日のみ開館しています（現在はコロナ対策休業をされているようです）。

同ギャラリーは普通に入場料を徴収してもおかしくないほどの規模で運営されている見事な水草水槽の水族館です。200km以上離れた東京からも多くの人が訪れています。私も同館への訪問のみの目的で車を飛ばして新潟旅行をしたことがあります。

実質的にはショールームなのですが、ショールームはそのジャンルに熱い人を大きな力で引き寄せ、モチベーションを押し上げます。何かのジャンルの普及を促進していくためのツールとしてショールームの果たす役割は決して小さくないと考えます。

堀切めだか水族館も実質的には改良メダカのショールームということです。（私にとっては研究室という役割も兼ねています）

ADA社の創業者である天野尚氏(1954-2015）はアクアリウム業界を代表する起業家。その実績は本当に偉大なものです。

子供のころからアクアリウムに情熱をそそぎ、16年間の競輪選手という異色のキャリアを経て「水草で起業する」と決意。その挑戦は周囲の誰から見ても無謀なものでした。「水草で起業？何言ってんの？」みたいな反応だったのだろうと推測されます。私たちはメダカ人気に乗じて起業をしましたが、天野さんはブームでも何でもなかった水草水槽というジャンルの人気を実質的には個人の力で世界規模に押し上げたのです。

天野さんがネイチャーアクアリウムという趣味を普及させていくために行った次の3つの仕掛けは特筆すべきものです。

１．専門誌の定期刊行（通算200冊以上）

２．世界水草レイアウトコンテストの開催

３．ネイチャーアクアリウムギャラリーの開設と運営

これらに類することをメダカというジャンルで実現することは私にとっても夢です。メダカの流行に乗っかって事業をするのではなく、メダカ趣味のさらなる普及をけん引していくことがメダカで仕事をさせていただくものの使命だと思うのです。

堀切めだか水族館はまだまだ規模は小さいですが、まずはメダカファンの、特に初級者の方々のモチベーションを高めていくことを意識して造りました。

その中で室内飼育を主とした「冬のメダ活」の提案も一つの課題だと思っています。お客様にとってその参考であったりモチベーションになればとも思い、この時期にあえて開園しました。

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堀切めだか水族館

・会場：堀切めだか1号店の2階

・広さ：1フロア約50㎡

・開館時間　毎週土曜日、日曜日の12時～17時

・入場料　中学生以上100円（1時間）、大人同伴の小学生以下無料、堀切めだかで商品をお買い上げの方とその同伴者の方は無料

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