商圏の大きさと来店頻度と客単価のお話

赤ちゃん１匹２００円シリーズが「大」のつくヒット商品になって来た感があります。特にオロチとシャンパンゴールドラメが大人気。昨日までこのコーナーは３品種でしたが今日６品種に増やしました。

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この赤ちゃんシリーズは１匹売りですがほとんどの方がなぜか５匹をお買い求めになります。１０００円という予算感、５匹いれば雌雄いるだろうといったところがその理由でしょうか。

めだか専門店の売り方で主流なのはある程度仕上がった成魚を雌雄セットで数千円、数万円で売るという方法。

高価格帯に寄せていくか低価格帯に寄せていくかは業種の問題ではなく業態の問題です。「食品小売店」でも百貨店とスーパーとコンビニは業態が違います。堀切めだかはメダカ専門店という業種です。しかしそのメダカ専門店もいくつかの業態に今後は分かれていくのは間違いないのでしょう。

小売業の業態は次の２方向でしかありえません。

１．大商圏、低来店頻度、高客単価

２．小商圏、高来店頻度、低客単価

例えば大商圏で高来店頻度（５０㎞先から毎日来る・・・）なんてことはありえないわけです。毎日買い物して毎日３万円を使うことも小売業では普通はありません。大商圏、低来店頻度、高客単価はセット。小商圏、高来店頻度、低客単価もまたセットなのです。

食品小売業で言えば１が百貨店、２がコンビニ。コンビニほどではないけど２寄りなのがスーパー。客単価はコンビニが７００円前後、スーパーは２０００円前後、百貨店は１万円に届くのでしょうか。そんな感じですね。

堀切めだかが目指すものは「メダカ趣味の大衆娯楽化」と「多店化（チェーン化）」です。目標がそこと決まっている以上、小商圏、高来店頻度、低客単価が努力方向として確定するわけです。

私の認識では今はメダカブームではありません。つまり今がピークでやがて廃れるものではないということです。大衆娯楽化に向けて市場は階段を上り続けていくだろうと見ています。

そのためにはマニアだけでなくライトユーザーやビギナーに支持される商売をしなければいけません。２カ月お店を営業してきての実感は過半数のお客様は１０００円以内の買い物をしたいのだということです。５０００円や１万円を使っていただくことを求める品ぞろえをすると来店頻度が下がりビギナー候補のお客様が去っていくのです。

それが２００円稚魚シリーズを強化する理由です。一度のお買い上げは５００円でも１０００円でも十分。たくさんのお客様に高来店頻度でお越しいただけるメダカ専門店を目指していきたいと思います。

ただしこの戦略は東京あるいはある程度の人口密集地だからできることでもあります。メダカ店の多くは人口過疎地の地方都市。２時間に１本しか電車の来ない最寄駅から３０分も歩いてやっとたどり着けるようなお店も多々。そういうメダカ屋さんは大商圏、低来店頻度、高客単価という戦略をとらざるを得ません。また通販をメインにせざるを得ません。これはいい悪いの議論ではありません。百貨店もコンビニもAmazonも共存するものです。

改良メダカを安売りするとたたかれることがあるという噂もよく聞きますが、以上のことをご理解ご了承いただきまして、決してたたかないでくださいね(笑)。

堀切めだかは安易な安売りはしません。戦略的安売りはするかもしれませんが。また価値ある高級品種の市場価格を崩すようなこともしないようにしたいと思っています。それはそれでこの業界を守るために大事なことなので。

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堀切めだかの営業予定です。どうぞよろしくお願いいたします。

10月15日木曜日

定休日

10月16日金曜日

11時半～20時営業、、屋上養魚場見学可能

（屋上見学は07055538247 にて要予約）

10月17日土曜日

11時半～18時営業、、屋上養魚場見学可能

（屋上見学は07055538247 にて要予約）